2016.07.23:宇宙空間に最も近い海中での訓練

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オリジナル英文URL:Aquanauts Splash Down, Beginning NEEMO 21 Research Mission

The NASA Extreme Environment Mission Operations (NEEMO) 21 mission began on July 21, 2016, as an international crew of aquanauts splashed down to the undersea Aquarius Reef Base, 62 feet below the surface of the Atlantic Ocean. The NEEMO 21 crew will perform research both inside and outside the habitat during a 16-day simulated space mission.

Image Credit: NASA/Karl Shreeves
Last Updated: July 23, 2016
Editor: Sarah Loff


NEEMO 21の調査ミッションが始まり、アクアノートたちは海底に

NASAの、第21期極限環境ミッション運用訓練(NEEMO)が2016年7月21日に始まり、世界各国のアクアノートたちが大西洋の深さ62フィート(約19メートル)に設置されているアクエリアスに潜りました。第21期ニーモのメンバーは16日間の宇宙空間に模した海底で、アクエリアスの中や、外の海中に出たりして訓練を重ねます。

訳者注

NASA用語が出てきています。

宇宙での長期滞在のための訓練を海底でするのが極限環境ミッション運用訓練(NEEMO)です。”NEEMO”はニーモと発音します。

アクアノート”aquanaut”というのは、NEEMOに参加している宇宙飛行士のことです。

アクエリアス”Aquarius”というのは、フロリダ国際大学の海底実験施設のことです。

宇宙飛行を終えた多くの宇宙飛行士たちは、アクエリアスの環境が宇宙空間に最も近いと語るそうです。

ちなみに、JAXAの日本人宇宙飛行士たちも、ここで宇宙空間に滞在するための基礎訓練をしています。

蛇足

アクエリアス施設内にもトイレはあるのですが、海中で済ませるのは大変な快感とのことで、一度体験するとやめられなくなるそうです。ちなみにアクエリアスで居住する人は、トイレを使う人はいないそうです。

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