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2016.09.20:土星の環の隙間に顔を出した衛星

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オリジナル記事:Where the Small Moon Rules

Pan may be small as satellites go, but like many of Saturn’s ring moons, it has a has a very visible effect on the rings.

Pan (17 miles or 28 kilometers across, left of center) holds open the Encke gap and shapes the ever-changing ringlets within the gap (some of which can be seen here). In addition to raising waves in the A and B rings, other moons help shape the F ring, the outer edge of the A ring and open the Keeler gap.

This view looks toward the sunlit side of the rings from about 8 degrees above the ring plane. The image was taken in visible light with the Cassini spacecraft narrow-angle camera on July 2, 2016.

The view was acquired at a distance of approximately 840,000 miles (1.4 million kilometers) from Saturn and at a sun-Saturn-spacecraft, or phase, angle of 128 degrees. Image scale is 5 miles (8 kilometers) per pixel. Pan has been brightened by a factor of two to enhance its visibility.

The Cassini mission is a cooperative project of NASA, ESA (the European Space Agency) and the Italian Space Agency. The Jet Propulsion Laboratory, a division of the California Institute of Technology in Pasadena, manages the mission for NASA’s Science Mission Directorate, Washington. The Cassini orbiter and its two onboard cameras were designed, developed and assembled at JPL. The imaging operations center is based at the Space Science Institute in Boulder, Colorado.

Image Credit: NASA/JPL-Caltech/Space Science Institute
Last Updated: Sept. 19, 2016
Editor: Tony Greicius


土星の衛星のパンはとても小さな衛星ではありますが、ほかの衛星と同じように、土星の環の中で、とてもよく見えるようになる時もあります。

パン(直径17マイル(28キロ)、画像の中央の左側)は、エンケの隙間とよばれる土星の環の間の空間(そのうちのいくつかはこの画像で見えています)で、常に変化する小さな環のところに存在しています。他の衛星は、A環とB環に模様を刻み、F環とA環の外縁を形作っており、キーラー隙間を開けるのに役立っています。

この画像は、土星の環の平面の約8度上から太陽の光に照らされた側のものです。2016年7月2日に土星探査機カッシーニの狭角可視光カメラでで撮影されました。

この画像の撮影地点は、土星から約84万マイル(140万キロ)の距離で、太陽と土星探査機の位相は128度の角度です。画像解像度は、ピクセルあたり5マイル(8キロ)です。パンは、よく見えるように2倍に明るく画像処理されています。

カッシーニのミッションは、NASA、ESA(欧州宇宙機関)とイタリア宇宙機関の共同プロジェクトです。パサデナのカリフォルニア工科大学のジェット推進研究所は、ワシントンのNASAの科学ミッション本部のミッションを管理します。カッシーニ探査機と搭載している2つのカメラは、設計、開発および組み立てをJPLで担当しました。イメージングオペレーションセンターは、コロラド州ボールダーの宇宙科学研究所にあります。

訳者注

この記事に出てくるエンケの隙間とかキーラー隙間というのは、土星の環の間にできている隙間のような空間を指しています。

名前の付いている環は12本。隙間は6本です。

しかし実際は以下の図のように、細かな環の構成になっています。

土星の環の構造。2007年5月9日、カッシーニにより撮影

土星の環の構造。2007年5月9日、カッシーニにより撮影

Wikiから

エンケの間隙

エンケの間隙(エンケのかんげき)は、土星の環のうちA環内にある隙間のことをいう。エンケの空隙(エンケのくうげき)、エンケの隙間(エンケのすきま)ともいう。

土星の中心から約133,500km、A環の外縁から5分の1ほど内側にある。幅は325km。

土星の衛星の一つ、パンが間隙の中を公転している。

パン

Wikiより

パン (Pan) は、土星の衛星のひとつ。別名は、S/1981 S 13 、土星 XVIII。その名はギリシア神話の牧神パンに由来する。

土星からの平均距離は133,583kmで、長らく最も内側を公転する土星の衛星であったが、現在はS/2009 S 1にその座を明け渡している。A環のエンケの間隙の中に軌道を持つ。 直径約20kmの岩塊である。羊飼い衛星のひとつ。

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