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2016.12.02:南極の棚氷に巨大な亀裂

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オリジナル記事:Rift in Antarctica’s Larsen C Ice Shelf

On Nov. 10, 2016, scientists on NASA’s IceBridge mission photographed an oblique view of a massive rift in the Antarctic Peninsula’s Larsen C ice shelf. Icebridge, an airborne survey of polar ice, completed an eighth consecutive Antarctic deployment on Nov. 18.

Image Credit: NASA/Maria-Jose Viñas
Last Updated: Dec. 2, 2016
Editor: Sarah Loff


南極のラーセンC棚氷における亀裂

2016年11月10日、NASAのIceBridgeの科学者たちは、南極半島のラーセンC棚氷の大規模な亀裂を斜め方向から撮影しました。 南極の氷を空から観測するIcebridgeは、11月18日に第8次南極観測調査を完了しました。

訳者注:

南極のラーセン棚氷の最後のものがいよいよ崩壊してしまうのか、と危惧される巨大な亀裂の写真です。

NASAでは、この亀裂の長さが約70マイル、幅が300フィート以上、深さは約3分の1にまで及んでおり、この亀裂によりラーセンC棚氷が決壊するとデラウェア州と同じ大きさの巨大氷山ができると伝えています。

なお、今年度のIceBridgeの活動は終了しましたが、NASAが2分弱の動画でIceBridgeを紹介しています。珍しい機内の様子も映っています。

ラーセン棚氷 – Wiki

ラーセン棚氷(らーせんたなごおり、英: Larsen Ice Shelf)は、南極半島東岸に存在する棚氷である。ウェッデル海の北西部にあたり、ロンギング岬(Cape Longing)からハースト島(Hearst Island)の南までの間に広がっている。ラルセン棚氷ともよばれる。

南極の主要な棚氷を示した地図。黄色がラーセンC棚氷

南極の主要な棚氷を示した地図。黄色がラーセンC棚氷

ラーセン棚氷は3つに分けられる。北から南に向かってラーセンA、ラーセンB、ラーセンCと呼ばれている。

ラーセンA棚氷は2000年以上前から存在していたと推定されているが、1995年1月に崩壊した。7年後の2002年2月には、12000年もの歴史を持つと思われるラーセンB棚氷も崩壊し、2002年だけで3275平方キロメートルの面積を有する720立方キロメートルもの氷が失われた。

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