2016.2.26:仕事中の数学者キャサリン・ジョンソン

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オリジナル英文URL:Mathematician Katherine Johnson at Work

NASA research mathematician Katherine Johnson is photographed at her desk at Langley Research Center in 1966. Johnson made critical technical contributions during her career of 33 years, which included calculating the trajectory of the 1961 flight of Alan Shepard. She was awarded the Presidential Medal of Freedom on Nov. 24, 2015.


 

NASAの研究所の数学者キャサリン・ジョンソンを1966年にラングレー研究センターの彼女の机で撮影した写真です。彼女は在職した33年間に様々な重要な技術的な貢献をしました。例えば1961年のアラン・シェパードの飛行軌道を計算したことなどです。彼女は2015年11月24日に大統領自由勲章を授与されました。

(訳者注)

キャサリン・ジョンソンという名の女性は、アメリカだけでも劇作家など何人もいます。

NASAのキャサリン・ジョンソンは、数学者ではあったのですが持ち前のバイタリティーや好奇心でNASA内部でも知られた人物だったようです。

当時はチーム内でも女性は一人でしたが、無論そんなことは気にしていなかったと思われます。

NASAの記事中にある1961年のアメリカ初の有人飛行の際、軌道計算で大きな貢献をしたのですが「あんな単純な放物軌道の計算なんかカンタンだったわよ」と言い切ったエピソードが残っています。

なお、彼女が受賞した大統領自由勲章というのは、アメリカ国民にとっての最高の栄誉にあたります。

大統領自由勲章(だいとうりょうじゆうくんしょう:Presidential Medal of Freedom)はアメリカ合衆国の勲章で、議会名誉黄金勲章と並んで文民に贈られる最高位の勲章である。

アランシェパードは、アメリカ人で最初に宇宙に出た人物です。

アラン・シェパードAlan Bartlett Shepard Jr.、1923年11月18日  1998年7月21日)はアメリカ合衆国最初の宇宙飛行士マーキュリー・セブンの一人、アメリカ初の宇宙飛行に成功。アメリカ海軍の軍人。

ニューハンプシャー州生まれ。1950年から海軍のテストパイロットを努め、F2HやF3H、F8U等の各種新戦闘機のテスト飛行を行った。

その後、アメリカ航空宇宙局(NASA)に参加を求められ、ライトスタッフと呼ばれた宇宙飛行士となった。1961年5月5日、マーキュリー計画の「マーキュリー3号(フリーダム7)」でアメリカ人として初めて宇宙へ出た。ただし、その飛行は15分28秒の弾道飛行であった。

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