2016.3.10:南太平洋の日食の影

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オリジナル英文URL:Solar Eclipse Over the South Pacific Ocean

During the afternoon of March 9, 2016, a total solar eclipse was visible in parts of southeast Asia. An eclipse occurs when the moon passes directly between Earth and the sun. The MODIS instrument on NASA’s Aqua satellite captured this image of the total solar eclipse moving across the south Pacific Ocean at 03:05 UTC on March 9, 2016.

Image Credit: NASA Goddard MODIS Rapid Response Team
Last Updated: March 10, 2016
Editor: Sarah Loff


南太平洋上空からみた日食

2016年3月9日の午後に、東南アジアの一部で皆既日食を見ることができました。日食は地球と太陽との間を月が通過する時に起こります。NASAのアクア衛星に搭載しているMODISで2016年3月9日に3時05分(UTC)に南太平洋を移動してゆく皆既日食の影を撮影しました。

(訳者注)

3月9日の日食は、インドネシアで皆既日食となり、見事な観測写真が報道されています。日本では残念ながら部分日食であり、しかも天候に恵まれませんでした。

NASAの今日の1枚も皆既日食の写真かと思いきや、なんと南太平洋の皆既日食の影の写真でした。(と言ってもこの写真では、何だか良くわかりませんね)

ちなみにNASAのテラ観測衛星でも、皆既日食が地球におとす影の写真を撮影しています。

pacificocean.a2016069.0140.250m

こちらも、何と言ったらよいのか...

NASAの気象衛星に搭載しているMODISというのは特殊な可視化装置です。

MODIS (MODerate resolution Imaging Spectroradiometer) はアメリカ航空宇宙局 (NASA) によって開発された可視・赤外域の放射計で、地球観測システム (Earth-Observing-System:EOS) の「テラ」(EOS AM) および「Aqua」(EOS PM) に搭載されている。観測波長帯は0.4µmから14.4µmの範囲に36のバンドを有し、直下における水平解像度は2バンドが250m、5バンドが500m、残りが1kmである。

地表、大気中微粒子および大気からの放射を観測することにより、エアロゾルの光学的特性(光学的厚さ、粒径分布)、雲分布、海面水温、海色(クロロフィルa濃度)、積雪分布、雪氷面温度、陸上の植生指数、森林火災の検出などの地球環境に関する諸量が求められる。

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