2020.02.02:木星と土星の謎の六角形とは?

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気体や液体が流れたり、渦を巻いたりすると、楕円であったり円であったり、あるいは弧を描くような曲線になります。

しかし宇宙には不思議なことがあるもので、巨大ガス惑星である木星と土星の極の部分には六角形にみえるガスの流れが存在しています。

いったいどういうことなのでしょうか?

土星の六角形

土星の北極には、六角形の模様があることが知られており、カッシーニによる土星最接近の観測から鮮明な画像で確認することができました。

まさに「何だこれ!」といった不思議な形状のです。

最新の分析からこの六角形が土星の内部深いところから、大気上空数百マイルの高さまで及んでいることが分かっています。

ただし残念なことに「どうして六角形になるのか」理由は判明していません。

土星探査機カッシーニはすでに消滅してしまっています。

この謎の解明は次期土星探査機に期待するしかありません。

このNASA(JPL)によるカッシーニの最期の動画は何度見てもウルウルきます…

木星の六角形

木星の南極にあるサイクロン(大気中に渦巻く嵐)は、一つのサイクロンの大きさが合衆国の広さもある巨大なものです。

これらのサイクロンがなんと六角形を形作っています!

しかも驚くことに、以前は五角形でした。

上記の画像はNASAの木星探査機ジュノーに搭載されている赤外線カメラの画像なのでいささか刺激が強いです。

画像処理したものです。人間の目にはこんな感じで見えるかも

いったいこの現状は何なんだ?ということでNASAの記事はこちら

残念なことに木星のこの現象の理由も判明していません。

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