2016.04.05:宇宙ステーションからみた月

sponsored link

オリジナル英文URL:Moonset Viewed From the International Space Station

Expedition 47 Flight Engineer Tim Peake of ESA took this striking photograph of the moon from his vantage point aboard the International Space Station on March 28, 2016. Peake shared the image on March 30 and wrote to his social media followers, “I was looking for #Antarctica – hard to spot from our orbit. Settled for a moonset instead.”

Image Credit: ESA/NASA
Last Updated: April 4, 2016
Editor: Sarah Loff


ESAの第47次長期滞在クルーでフライトエンジニアのティム・ピークは、2016年3月28日に国際宇宙ステーションから、この印象的な月の写真を撮影しました。これは宇宙ステーションに搭乗しているピークでなければ撮れない写真です。ピークは3月30日にこの写真をソーシャルメディアでフォロワーと共有し、以下のように書き込みました。「月の南極を見たかったんだけど...宇宙ステーションの軌道からだと無理だったよ。代わりに月が沈むところ(地球の太陽で言えば日の入り、日没)が撮れたよ」

25864937890_ae40c4ca8c_o
画像クリックで拡大表示(1041×694)します

訳者注

ピークはどうして月の南極を見たかったのでしょうか?

実は月の南極は、普段見ることができない上に、巨大なクレーターがあり、多様な地形と鉱物があるとされています。水や氷があるという科学者もいます。

ちなみに、アメリカ主導の国際月面基地を月の南極に建設する計画もあり、そこで採取する水などの資源を活用して火星を目指そうとしています。

月の南極にあるクレーター Wiki

シャクルトンクレーター(英語: Shackleton crater)は、月の南極付近に位置するクレーターである。地球の南極を目指した探検家アーネスト・シャクルトンにちなんで名づけられた。高緯度に位置するため、クレーター外縁の高地は月の1日の70%もの間、太陽の光に照らされている。逆に、クレーターの底はほとんど太陽の光に照らされない(月の回転軸は黄道面に対してほぼ完璧に垂直である)、永久影の領域となっている。

シャクルトンは、広大な南極エイトケン盆地の縁に位置している。また、周辺にはシューメーカー(英語版)、Sverdrup、De Gerlache、Faustiniなどのクレーターが存在する。

クレータの底に太陽の光が届かないことから、かつては水の氷の存在が期待されており、2006年12月に発表されたNASAの月面基地構想では、シャクルトンが基地建設の有力候補地として挙げられていた。

国際月面基地

月の極地方に、国際基地を2024年頃までに建設する計画。宇宙飛行士が半年間滞在できる施設を、国際協力で作る予定。それを拠点に火星探査を目指す。


【意外と知らないIT用語】ドメインって何? お名前.com

sponsored link