オリジナル記事:Sept. 14, 1966 – View From Gemini XI, 850 Miles Above the Earth
The western half of Australia, looking west, as seen from the Gemini XI spacecraft, 850 miles above the Earth on Sept. 14, 1966. Reaching this record-shattering altitude was a highlight of a demanding, three-day mission for Gemini XI command pilot Charles “Pete” Conrad and pilot Dick Gordon.
Gemini XI docked with its Agena target vehicle just one hour and 34 minutes after liftoff on Sept. 12 and a first orbit rendezvous. On the first of the mission’s two spacewalks, Gordon attached a tether from the Agena to his Gemini spacecraft.
On Sept. 14, the Agena engine fired for 26 seconds, boosting Gemini XI to 850 miles above the Earth, breaking the 475-mile altitude record set in July 1966 by Gemini X. As Gemini XI continued on its 26th orbit, Conrad and Gordon reached the apogee over the southern hemisphere. “We’re looking straight down over Australia now,” Conrad said. “We have the whole southern part of the world out one window. Utterly fantastic.”
Image Credit: NASA/Dick Gordon
Last Updated: Sept. 15, 2016
Editor: Sarah Loff
1966年9月14日 – 地球上空850マイルのジェミニXIからの眺め
オーストラリアの西半分を、西に見ているのは、1966年9月14日に地球上空850マイルに到達したジェミニXI宇宙船です。これは、従来の記録に達する高高度に至ったジェミニXIの3日間のミッションにおけるハイライトでした。搭乗していたのははチャールズ・ピート・コンラッドとディック・ゴードンです。
ジェミニXIは、9月12日の打ち上げ後の1時間34分で、最初の軌道上でランデブーとなったアジェナ宇宙船とドッキングしました。2回の船外活動の1回目にゴードンはジェミニ宇宙船にアジェナ宇宙船からテザーを取り付けました。
9月14日には、アジェナ宇宙船のエンジンを26秒間噴射し、ジェミニXIは地球上空850マイルに達し、ジェミニXが1966年7月に樹立した475マイルの高度記録を破りました。コンラッドとゴードンは地球の軌道を26周回り、南半球上空で「今、真下にオーストラリアが見えている」と、コンラッドは言いました。 「1つの窓の外に、世界全体の南半分が写っている。全く素晴らしい。」
訳者注
NASAは「今日の1枚」に、50年前のジェミニXIがオーストラリア上空から撮影した写真を選んでいます。
ジェミニ計画については以下のWikiを参照してください。
ジェミニ計画は、アメリカ合衆国アメリカ航空宇宙局の二度目の有人宇宙飛行計画である。1961年から1966年にかけ、マーキュリー計画とアポロ計画の間に行われた。ジェミニ宇宙船は2名の宇宙飛行士を宇宙に送る能力があり、1965年から1966年までの間に10名の宇宙飛行士が地球周回低軌道を飛行した。この計画により、アメリカは東西冷戦時代にソビエト連邦との間でくり広げられた宇宙開発競争において優位に立つこととなった。
1966年9月、ジェミニ11号はアジェナ衛星のロケットを使用して高度1,369キロメートルに達した。この記録は、月飛行を除き、人間が搭乗する宇宙船が地球を周回した高度としては最高のもので、2014年現在に至るまで破られていない。