オリジナル記事:Jupiterrise
This image of the sunlit part of Jupiter and its swirling atmosphere was created by a citizen scientist (Alex Mai) using data from Juno’s JunoCam instrument. JunoCam’s raw images are available at www.missionjuno.swri.edu/junocam for the public to peruse and process into image products.
Image Credit: NASA/JPL-Caltech/SwRI/MSSS/Mai
Last Updated: Oct. 21, 2016
Editor: Sarah Loff
木星の出
木星とその取り巻く大気が太陽に照らされているこの画像は木星の出であり、ジュノーのジュノーカムからのデータを使い一般の科学者(アレックス・マイ)によって作成されました。 ジュノーカムの生データは、www.missionjuno.swri.edu/junocamにあり一般対象用途で使用したり加工することが許諾されます。
訳者注:
「日の出」ならぬ「木星の出」ですが、実は2016年9月に公開されている画像です。
これをわざわざ「今日の1枚」に選んできているのには、NASAの事情がありそうです。
木星探査機ジュノーに関するここ数日の動きを箇条書きにしてみます。
2016.10.18:【緊急会見】10月19日の軌道変更延期
2016.10.20:【悲報】今回の木星最接近でジュノーは観測できず!
見出し的に並べると
10月19日の木星最接近時に軌道変更を計画していた
10月19日の軌道変更は設計通りに作動しない2本バルブがあり延期した
軌道変更をしないかわりに、観測機器をすべて作動することとした
探査機ジュノーのコンピュータがセーフモードになり、観測機器も使えなくなった
つまり10月19日の木星最接近時は軌道変更も観測も何もできずに終わった
今となっては、今回の一連の不具合の検証と再発防止、そして次回12月11日こそ木星の真近くに迫った観測を実施できるよう願うのみです。
おそらくNASAの広報部メンバーが、ジュノーの関係者への激励の意味で取り上げたのではないかと推測します。