2021.03.30:小惑星「Psyche」は何と読む?【NASA今日の1枚】

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NASA今日の1枚は、小惑星「Psyche」の画像です。

この美しい画像、実はイラストです。

と言っても、ペンで描いているわけではなく、NASAにある様々な画像データから加工処理しているのでホンモノと見まごうばかりの美しさです。

ところで、この小惑星「Psyche」、何と読むのでしょうか?

実はNASAでも人により発音が違います(もともとギリシャ語そのものなので)。

英語の発音では「Psy」も「che」も人により違うことが多いので、その組み合わせのこの名詞はさらにバリエーションが増えてきます。

ただ、このことはアメリカでは周知のことなので発音が違っても意味を取るのには問題がありません。

無理にカタカナ表記にすると「サイキ」か「サイケ」でしょうか。

他にもフランス系やラテン系、ヒスパニック系の人も発音は異なり「プシュケー」や「プシュ(ケ)」です。

最後に日本ですが、なぜかメディアでは「プシケ」と日本語表記されているのが目に付きます。

理由は何なのでしょうか?

推測ですが、各種メディアが情報を購入している配信元の通信社が「プシケ」という訳をつけて配信しているのではないでしょうか。

NASAで日本人が「プシケ」と発音しても、理解できる人はいないような…

NASAの公式サイトのURLはこちら:

Exploring the Metal-Rich Asteroid Psyche | NASA

以下はオリジナル原文と和訳です。

Exploring the Metal-Rich Asteroid Psyche

Set to launch next year, NASA’s Psyche spacecraft will explore a metal-rich asteroid of the same name in the main asteroid belt between Mars and Jupiter.

来年打ち上げを予定しているNASAのPsyche探査機は、火星と木星の間に存在する小惑星帯にある同名の金属が豊富な小惑星を探索します。

A major component of NASA’s Psyche spacecraft has been delivered to the agency’s Jet Propulsion Laboratory in Southern California, where the phase known as assembly, test, and launch operations is now underway. Over the next year, the spacecraft will finish assembly and undergo rigorous checkout and testing before it’s shipped to Cape Canaveral, Florida, for an August 2022 launch to the main asteroid belt.

NASAのPsyche探査機の主要コンポーネントが、南カリフォルニアにあるJPLに納入されました。ここでは、組立て、テスト、打ち上げといった一連の作業が現在進められています。 来年、探査機の組立てを完了し、厳密な検査とテストを受けてから、フロリダ州ケープカナベラルに出荷され、2022年8月に小惑星帯にむけて打ち上げられます。

This illustration depicts the metal-rich asteroid Psyche, which is located in the main asteroid belt between Mars and Jupiter.

この画像は、火星と木星の間にある小惑星帯に存在する、金属が豊富な小惑星Psycheのイラストです。

Image Credit: NASA/JPL-Caltech/ASU

Last Updated: Mar 30, 2021
Editor: Yvette Smith

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