オリジナル英文URL:Liftoff of Cygnus Cargo Ship, Atlas V Rocket on Mission to International Space Station
A United Launch Alliance Atlas V rocket carrying Orbital ATK’s Cygnus spacecraft on a resupply mission to the International Space Station lifts off from Space Launch Complex 41 on Cape Canaveral Air Force Station in Florida at 11:05 p.m. EDT on March 22, 2016.
Image Credit: United Launch Alliance
Last Updated: March 23, 2016
Editor: Sarah Loff
国際宇宙ステーションへ向かうシグナス無人補給機の打ち上げ
国際宇宙ステーションへ物資を運ぶ、ATK社製のシグナス無人補給機は、アトラスV 汎用打ち上げロケットに装着され、2016年3月22日午後11時5分(米国東部時間)に、フロリダ州のケープカナベラル空軍基地にあるロケット打ち上げ台41から打ち上げられました。
(訳者注)
前日の打ち上げ準備写真に続き、打ち上げの写真がNASAの「今日の1枚」に選ばれています。
この補給で約7,500ポンド(約3,401Kg)の物資が、第47次、第48次の長期滞在クルーのために宇宙ステーションに運び込まれます。この中には実験で使用する何匹かのヤモリも含まれているそうなので、無人補給機ではあっても生き物は搭乗しているようです。
宇宙ステーションの実験棟に搬入されるのは、3月28日の予定です。
なお、打ち上げに使用されているアトラスVロケットは、商用の使い捨てロケットで、ほぼ100%の打ち上げ成功率を誇ります。その信頼性の高さから世界中から、打ち上げの受注を受けています。記事中で”A United Launch Alliance Atlas V rocket”と記載されている前半の修飾語の意味は、そういう意味です。「アトラスV 汎用打ち上げロケット」と訳しています。
Atlas V rocket (Wiki)
アトラス Vは、アメリカ合衆国で運用されている使い捨て型ロケット。21世紀初頭に運用が開始されたアトラス・ロケットシリーズの最新型である。アトラスVはロッキード・マーティンが運用していたが、2010年代現在はロッキード・マーティンとボーイングの合弁会社のユナイテッド・ローンチ・アライアンスが運用する。
アトラスVロケットの信頼性の高さを武器に、ロッキード・マーティンは2014年3月、業界で初めて、そして唯一、打上げが完全に失敗した場合の打上げ費用を100%補償あるいは再打ち上げするプログラムをアトラスVロケットに導入した。また米国政府の契約以外の打上げであれば、部分的なトラブルがあった場合も、費用の一部を払い戻しすることにした。