オリジナル英文URL:Engineers Mark Completion of Orion’s Pressure Vessel
NASA’s Orion spacecraft is another step closer to launching on its first mission to deep space atop the agency’s Space Launch System rocket. On Jan. 13, technicians at Michoud Assembly Facility finished welding together the primary structure of the Orion spacecraft destined for deep space, marking another important step on the journey to Mars.
Image Credit: NASA
Last Updated: Jan. 28, 2016
Editor: Sarah Loff
技術者がオリオンの圧力容器を完成させました
NASAのスペース・ローンチ・システム(SLS)ロケットの先に搭載するオリオン宇宙船が、深宇宙への最初の探索に向けて、もう一歩打ち上げに近づきました。1月13日にミショウ組み立て工場の技術者たちが、深宇宙と、もう一つの重要な火星への旅をするするオリオン宇宙船の基本構造の溶接を完了しました。
(訳者注)有人宇宙船オリオンは、主に開発費不足の問題から計画が延期されたり、目的が変更されたり、迷走を続けています。しかしSLSロケットやオリオン宇宙船の開発・製造現場としては、やれることをやっているというところです。
参考:オリオン宇宙船(Wiki)
オリオン(英語: Orion、またオライオンとも)は、アメリカ航空宇宙局 (NASA) がスペースシャトルの代替として開発中の有人ミッション用の宇宙船である。
当初はCrew Exploration Vehicle(クルー・エクスプロレイション・ビークル、略称はCEV)と呼ばれていたが、2006年8月22日に、オリオン座に因み「オリオン」と正式に命名された。この宇宙船は国際宇宙ステーション (ISS) への人員輸送や、次期有人月着陸計画(コンステレーション計画)への使用を前提に開発されていたが、2010年にコンステレーション計画が中止されたため、新たに「オリオン宇宙船」(Orion Multi-Purpose Crew Vehicle、略称はMPCV)として、ISSへの人員と貨物の輸送と回収に用途が変更されて開発が続けられている。その後、この機体は小惑星の有人探査にも使うことが表明された。オリオンの開発は、ロッキード・マーティンが行なっている。
2014年12月4日に無人試験機による初飛行が計画されたものの天候と技術的トラブルの影響で翌日の12月5日米時間午前7時5分に打ち上げが実行された。
参考:スペース・ローンチ・システム(SLS)(Wiki)
スペース・ローンチ・システムまたはSLSとは、NASAにより開発中の、アメリカ合衆国のスペースシャトルから派生した大型打上げロケットである。これは取り消されたコンステレーション計画に続くもので、また退役したスペースシャトルを代替するものである。
SLSは、アステロイドやラグランジュ点、また月と火星のように、地球近傍が対象となる目的地へ宇宙飛行士と装置を輸送するものである。もし必要であれば、SLSは国際宇宙ステーションへの旅行の助けとなる可能性がある。またSLS計画は、多目的有人機を配備するNASAのオリオン計画と統合された。SLSは、打ち上げの施設および地上での操作に際して、フロリダに設けられたNASAのケネディ宇宙センターを使用するものとされている。