2016.07.15:ハッブル宇宙望遠鏡がとらえたスターバースト銀河

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オリジナル英文URL:Hubble Spots a Secluded Starburst Galaxy

This image, taken by the NASA/ESA Hubble Space Telescope’s Advanced Camera for Surveys (ACS), shows a starburst galaxy named MCG+07-33-027. This galaxy lies some 300 million light-years away from us, and is currently experiencing an extraordinarily high rate of star formation — a starburst.

Image credit: ESA/Hubble & NASA and N. Grogin (STScI)
Text credit: European Space Agency
Last Updated: July 15, 2016
Editor: Ashley Morrow


この画像は、NASA/ESAのハッブル宇宙望遠鏡の高性能カメラ(ACS)で撮影された、MCG + 07-33-027という名前のスターバースト銀河です。この銀河は、3億数光年離れたところのあり、現在は異常に高いレートで星形成(スターバースト)しています。

訳者注

スターバースト銀河 (Wiki)

スターバースト銀河(-ぎんが、starburst galaxy)とは、太陽の10倍以上の質量を持つ恒星を短期間(約1000万年程度)で作っている銀河である。このことから、爆発的星生成銀河とも呼ばれる。2つの銀河が衝突したり近接遭遇した場合にこのような爆発的星形成(スターバースト)が引き起こされることが多い。通常の銀河でも星形成は行われているが、単位時間当たりの星形成率はスターバースト銀河に比べるとずっと少ない。スターバースト銀河での星形成は、そのまま星形成が続けば恒星を作る材料となる星間ガスを銀河の年齢よりもずっと短時間で使い尽くしてしまうほどの勢いである。

M82(上)とM81(下)

良く知られたスターバースト銀河の例として、M82銀河やIC10銀河などがある。

スターバースト銀河では、バースト状態に入るきっかけとなる何らかのトリガーが必要です。

銀河同士の衝突か、近接遭遇によりトリガーが引かれると考えられています。

NASAは、MCG + 07-33-027は単独で存在している銀河であり、周囲に別の銀河が存在していないことから、なぜスターバースト状態に入ったのか謎であると伝えています。

 

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